抜け毛の多くは体内ホルモンが原因です。
男性型脱毛症のページでも触れていますが、抜け毛の多くは、この脱毛症で、実に抜け毛に悩む男性の95%程度を占めるとも言われています。
また、名前のとおり男性だけに発症する抜け毛ではなく、女性にも発症する可能性があるのが特徴です。と言うのも、この脱毛症の言う『男性』とは、男性ホルモンのことを指すからで、女性にも男性ホルモンが存在する以上は女性にも発症しうる抜け毛であると言えます。
また、この抜け毛を引き起こす仕組みは次のとおりです。
男性ホルモン(テストステロン)は、変換酵素(5αリダクターゼ)の働きにより、別の男性ホルモン(デヒドロテストステロン)に変換されます。この生成された男性ホルモンが抜け毛を引き起こすと言われます。
抜け毛の原因 : ホルモンとは?
では、抜け毛の原因の多くを占めるホルモンとは一体どんなものなのかを考えて見ましょう。
そもそもホルモンとは一言で言うと、「体内の特定の器官で生産されて、そのホルモンが作用する別の特定の器官に運ばれ、微量で働きを現す物質」のことを言います。
その語源は、20世紀の初頭にイギリスの生理学者であるベーリスとスターリンによって命名され、『刺激する』、『呼び覚ます』を意味するギリシャ語である『ホルマオ』からきています。
ホルモンはどこで生成されるのか?
ホルモンの分泌形式は内分泌とよばれます。これに対し外分泌と呼ばれるものがあるが、これは体外に対して働きかけるもので、内分泌とは、体内(血液中)に対し働きかけることを示します。
すなわち、ホルモンとは体内の別の器官に対して、血液を通じて働きかけるものであると言えます。
このホルモンを生成する場所を内分泌腺と呼びます。腎臓、膵臓、卵巣、精巣などの器官がそれに当たりますが、その分泌をコントロールしているのは大脳です。
抜け毛に関連するホルモンとは?
最も抜け毛に関連すると言われるホルモンに、男性ホルモンと女性ホルモンがあります。
特に抜け毛症の多くを占める男性型脱毛症は、男性ホルモンが原因で発症しますので、男性ホルモンの分泌を抑制する成分などを配合した育毛剤なども多く出回っています。
男性ホルモンとは?
男性ホルモンとは、すなわち一般的に言う男性らしさを強調させるホルモンで、骨格や筋肉、声変わりのほか、精神面にも影響を与えると言われます。
この男性ホルモンには、別名「アンドロゲン」と呼ばれていますが、テストステロン、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオンなどの総称として使われます。
これらの中でテストステロンが最も強い生理作用を持つと言われますが、5αリダクターゼ(変換酵素)にて変換された「ジヒドロテストステロン(DHT)」が、抜け毛に大きな影響を及ぼします。
このテストステロンは、男性においては約95%が睾丸(精巣)で、残る5%が副腎で生成されるといわれます(女性も副腎にて生成されます)。分泌量は1日に20〜30代の男性で7mg前後分泌されます。
女性ホルモンとは?
女性ホルモンとは、女性的な体つきや考え方を強調させるホルモンのことをいいます。
卵巣内の卵胞から分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、卵巣の黄体から分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類が存在します。これらのホルモンが女性の体内で分泌される量は、一生でスプーン1杯程度だといわれ、非常に少量で作用するホルモンであると言えます。
抜け毛予防に用いられる育毛剤の中には、この女性ホルモンに良く似た働きをする成分を配合されたものもあります(ホップエキスなど)。
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