血行促進成分の育毛剤で抜け毛予防
頭部の血行促進は、なぜ育毛成分となるのか?
育毛・抜け毛予防にとって、血行促進が非常に重要なファクターとなっています。その証拠に、ほとんどの育毛剤には、この効果を期待した成分が配合されています。また、この血行促進効果というのは、髪の毛の成長における根本的に必要なことを促しますので、多くの脱毛症状に効果が期待できます。
血行促進の必要性
血行促進の重要性は、髪の毛へ栄養を運ぶのが血液だからです。
このことは髪の毛だけにいえることではありませんが、体の隅々まで栄養を運んでいるのは血液です。
特に髪の毛は、一日0.3〜0.4mm伸びますが、一年にしますと一本の髪の毛が109.5〜146mm伸びます。これが10万本あるということは、一年で109.5〜146kmも伸びていることになります。これ程の成長量を持つ髪の毛は非常に多くの栄養を必要としています。
また、いくら栄養を摂っていても、毛母細胞への栄養補給がされなければ、育毛・抜け毛予防にとって意味のあるものだとはいえません。毛母細胞に栄養が補給されるためには、その下を走っている毛細血管から栄養を受け取る必要があります。
頭皮の固い人、つっぱている人は、皮膚の下にある真皮層が厚く硬くなり、その下の脂肪層を圧迫してしますので、毛細血管をも圧迫し血流を悪くするので抜け毛が増加すると言われます。
育毛剤に配合される血行促進成分

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※ ◎とは、その育毛剤が売りとしている主成分と思われる成分
○とは、その育毛剤が含有している成分
センブリエキス

リンドウ科の植物である『センブリ』からアルコールなどで抽出されたエキス。名前の由来は、千回煎じても、なお強い苦味を有することから千振(センブリ)となったようです。漢方の一種で胃薬などにも使用される。
皮膚温度上昇、皮膚毛細血管の増強の作用があり、細胞の代謝改善、発毛促進効果が確認されています。
○育毛剤 : 黄金樹、スーパーナノ
ニンジンエキス

ウコギ科の植物である『オタネニンジン(朝鮮人参、高麗人参)』の根から抽出されるエキス。サポニンと糖タンパクを豊富に含み、抗酸化作用や肌の免疫力を高めるなどの効果があり、保湿効果や肌荒れを防止することから様々な基礎化粧品に配合されています。
育毛効果としては、血行促進のほかに保湿作用が期待できます。
○育毛剤 : ピュエルへアリー、黄金樹
ビタミンE(酢酸トコフェロール)
ビタミンEの誘導体で、酢酸エステルです。脂溶性ビタミンとして皮膚の脂質で吸収されやすい形になっており、育毛剤以外にも多くの化粧品にも使用されています。
血行促進、血管拡張などの作用があるため、育毛剤成分として使用されているが、アレルギー体質の方は使用に注意が必要。
○育毛剤 : ハツモール、髪之助
ニコチン酸ベンジル
米ぬか、酵母の組織中より発見された、ビタミンB複合体の一種。
毛根・頭皮刺激剤として使用されることで血行促進を行います。
○育毛剤 : 髪之助、 蘇麗宝、不老林
塩化カルプロニウム
1968年に局所血管拡張作用を有する医療用医薬品として開発された育毛成分。現在でもフロジン液という名称で、医療機関向けの円形脱毛症治療薬として使用されています。
通常の育毛剤は、医薬部外品が多いですが、この塩化カルプロニウムを含む育毛剤は、医薬品となっています。
副作用はまず心配ありませんが、大量に使用すると刺激痛、局所発汗、熱感、発疹、かゆみ、悪寒などが副作用としてあります。
○育毛剤 : カロヤンガッシュ
ソフォラ抽出エキス
日本にも生息する多年草で根の部分に血行促進効果のある和漢植物成分です。
○育毛剤 : アデノゲン、不老林
2001年4月4日 日刊新聞の記事に詳しく載っています。
ニコチン酸アミド
ビタミンの一種で、体の酸化還元反応に関わっています。血行促進のこかがあるため育毛剤成分として使用されています。
○育毛剤 : 不老林
ハッカエキス
セイヨウハッカなどの葉から抽出されたエキス。
血管拡張による血行促進のほか、消炎・殺菌作用があります。
○育毛剤 : ピュアルヘアリー
クララエキス

クララエキスとは、マメ科の植物クララ(漢方生薬名:苦参(クジン))の根から抽出されるエキス。また近年、皮膚のハリ・弾力を低下させると言われる「エラスターゼ」と言う酵素の活性を抑える作用があることが明らかになりました。
クララエキスの苦味成分が直接毛根に作用し、血行を良くすることで育毛促進効果があります。
○育毛剤 : ピュエルヘアリー
セファランチン
ツヅラフジ科植物のアルカロイドによる有効成分です。
育毛剤としての血流促進作用以外にも、免疫機能増強作用、造血機能の改善作用、抗アレルギー作用などがあり、円形脱毛症や白血球減少症、滲出性中耳炎にも適用されています。
○育毛剤 : ピュアルヘアリー
ミノキシジル

元来ミノキシジルは血管拡張剤として高血圧の経口薬として用いられていました。しかし、育毛効果としての点が注目され、1980年代にアップジョン社(現在のファイザー)が、抜け毛や脱毛症の治療手段として
2% のミノキシジル外用溶液(商標名ロゲインR)を販売し始めました。
さらに、ミノキシジルは、男性ホルモンの変換酵素阻害作用や毛母細胞活性化の効果が認められている。育毛用の外用薬として世界的に認められており、米食品医薬局(FDA)が認可した成分でもあります。
但し、使用し続けることで効果を発揮するが、使用を中止すると素の状態に戻ってしまうと言う欠点が指摘されています。
○育毛剤 : リアップ
センキュウエキス
血行促進効果のほかに殺菌・消炎作用のある育毛剤成分。
トウガラシチンキ
トウガラシ(生薬名:蕃椒 ばんしょう)から抽出されるチンキ剤です。育毛として使用する場合は1〜4%の濃度、凍傷・凍瘡の場合は10〜40%の濃度で使用されます。
トウガラシの刺激によって血管を拡張して血流を促進させます。
○育毛剤 : ハツモール
ショウキョウチンキ
生姜エキスとも呼ばれる生姜の根茎から得られる血行促進作用のある成分。胃腸内服液にも使用される安心の成分。
○育毛剤 : イノセントモウガ
育毛剤以外の血行促進対策
血行促進を改善する上で必要なことに食生活改善があります。
血流には血中のコレステロール値が大きく関与しており、この値が大きくなるほど流れが悪くなります。すなわち髪の毛にも十分な栄養が運ばれません。
最近の日本の食生活は欧米化しているといわれますが、まさに欧米化がもたらすのはコレステロール値の増加です。また、昨今では加工食品など多く出回っており、これらも抜け毛予防の妨げとなっています。 また、よく噛んで食べることや、適度の運動をすることも必要となります。
そのほかには入浴をゆっくりすることや、体をむやみに冷やさないことが必要です。冷たいものを一気に摂ることも血行の悪化につながります。




