育毛・抜け毛予防のためのシャンプー選び
シャンプーは抜け毛予防にとって最重要項目です。

まず、シャンプーとは頭皮と髪の洗浄剤であるべきものです。
しかし、残念ながら現在一般的に市販されている多くの商品は、この頭皮の部分よりも髪の毛の部分へのこだわりが強いように感じます。
これらのシャンプーはシャンプー後に髪が極端にツルツルするものがほとんどです(良いとはいえませんが、昔はキシキシするものが多くありました)。この原因のほとんどはシャンプーに過剰のコーティング剤が入っていることを示しますので、抜け毛の気になる方にとっては、『百害あって一利なし』のシャンプーであると言えます。コーティング剤は髪の毛の手触りを優先した成分で、決して頭皮の健康を優先した成分ではないからです。
このような現状は、一般市販の多くのシャンプーはターゲットを女性、もしくは若い男性(ファッションとしての髪を望む需要層)に向けて開発された商品だからだと言えます。
このような現状であるからこそ、抜け毛に悩む方には、シャンプー選びには注意していただく必要があります。
頭皮のためのシャンプー『スカルプケア用』
スカルプケアシャンプーと呼ばれるものがあります。
これはすなわち頭皮のためのシャンプーです。頭皮のためを考えて開発された商品で、基本的に抜け毛の原因と言われる余分な皮脂を取り除くことに重点を置いて開発された商品がほとんどです。
注意する点としては、自分の頭皮の状態を考えて選択することが必要で、乾燥症の頭皮の方が継続使用すると、逆効果となる場合もあります。
■代表的なスカルプケアシャンプー
スカルプDシリーズ
ヘルシンキ・フォーミュラ
基本ヘアケアトライアルセット
育毛シャンプー
育毛成分を含んだシャンプーです。
主に血行促進、毛乳頭への栄養補給を目的とした成分を配合していますので、抜け毛予防としては試してみる価値はあると思います。育毛剤と同じで個人の脱毛症の原因によって選択することが望ましいといえます。
石鹸シャンプー
石鹸を使用したシャンプーです。
通常のシャンプーに含まれている界面活性剤の頭皮への悪影響について、多くの情報が流れているため、石鹸シャンプーへの関心が強くなってきているように思います。多くの情報では、石鹸シャンプーが育毛に有利であるとしていますが、私個人の考えではオススメはしません。理由は以下のとおりです。
石鹸シャンプーのデメリット
1. アルカリ度が強く、弱った頭皮には過剰な刺激を与える。
2. 残留しやすいため、少しのすすぎでは落としきれない。
(合成界面活性剤も同じようなことがいえますが・・・)
3. 石鹸自体の強い殺菌力が、頭皮の細胞を弱らせる。
4. アルカリがキューティクルを開く(髪を膨張させる)ため、髪への
負担が大きい。(髪がキシキシする)
5. 中和のために酸性リンスを使用するが、このリンス自体が抜け毛を
助長する可能性がある。
このような理由から、石鹸シャンプーの洗浄成分は、通常のシャンプーに含まれる合成界面活性剤に負けず劣らずリスクを持っていると感じます。その理由に、ほとんどの育毛シャンプーは、洗浄成分に石鹸を使用していません。その理由は、リスク・使用方法の難易度から見ても明らかであると思います。
次に合成界面活性剤のリスクを示しますが、私個人の意見では石鹸シャンプーよりも合成界面活性剤入りのシャンプーを・・・と感じます。
注意が必要な『石油系合成界面活性剤』
ほとんどのシャンプーには、界面活性剤といわれるものが配合されています。
界面活性剤とは、油を含む汚れを水と一緒に洗い流すための洗浄成分です。解りやすく言えば、通常では一体化しない水と油を混ぜ合わせるためのものです。
この界面活性剤には、大別して石油系のものと石鹸との2種類に区分されますが、この石油系の界面活性剤には注意が必要だとの見解も多いようです。特に、マウスを使用した実験で、石油系界面活性剤塗布後、一定時間経過後の状態を観察したところ、体毛の再生が見られなかったとのデータもあるようです。一方の石鹸についても前述したように注意する点が多くあり、自分の頭皮の状態を理解した使用をする必要があります。
このように洗浄成分としての界面活性剤は必要不可欠であるとともに、使用を間違えるとリスクを伴う成分であると言えます。
■特に注意が必要な石油系界面活性剤
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)
アルキル硫酸エステルナトリウム(AS)
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(POEP)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(POER)
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)
リンスの選び方
リンスとは髪を滑らかにするためのコーティング剤で、トリートメントとは髪の毛の内部に働きかけて、髪を整えることを目的としたものです。また、コンディショナーはその中間です。
以上のことを踏まえても、リンスはコーティング剤の塊と言えるため、それ以外のものを使用することをオススメします。
また、シャンプーと同様に、スカルプ用、育毛用のコンディショナー、トリートメントが商品化されています



